10月8日、10月りゅう座流星群の活動が極大となります。出現数は空の条件の良いところでも1時間に数個程度の予想です。
予測極大時刻は夜21時ごろで、8日宵から深夜にかけてが一番の見ごろとなります。
「ジャコビニ流星群」という名称でも知られるこの流星群は、過去に何度か大出現を見せたことがあり、1933年や1946年には1時間あたり数千個もの流星を降らせました。近年では1985年、1998年、2011年と13年周期でかなり活発な活動が見られたほか、2018年にも1時間あたり数十個〜100個というかなり活発な活動が北欧などで見られ話題となりました。
今年の活動は低調とみられており、空の条件の良いところでも1時間あたり数個程度の出現と予想されます。夜遅くなると放射点が低くなり、月明かりの影響も受けるようになるため、早めの時間帯のほうが見える可能性は高いでしょう。火星・木星・土星の観察や星座探しの合間に、少し気にかけて空を見上げてみましょう。もし目にできれば、対地速度が遅いので、ふわっとした独特の印象を受けるでしょう。